お知らせ プレスリリース

オンライン機械部品調達サービスの市場規模、市場動向を発表

2024年2月28日
株式会社テクノ・システム・リサーチ
URL https://www.t-s-r.co.jp
東京都千代田区岩本町 3-7-4 TSR ビル
代表取締役社長 藤田 明良
株式会社テクノ・システム・リサーチはオンライン機械部品調達サービスの市場規模、市場動向を発表致しました。

オンライン機械部品調達サービスとは

従来は企業が個別に行っていた加工が必要な機械部品(カスタム部品)の調達をオンラインで提供するサービス。 主な機能としては、CAD・図面データのアップロードによる授受、見積もり、受発注、マッチングサービスといった機械部品の調達に関連した一連のプロセスをオンラインで提供する。 本市場データでは、B to B向けサービス、日本国内向けサービスを対象としている。

オンライン機械部品調達サービス 市場動向

オンライン機械部品調達プラットフォーム市場の2023年 利用ユーザー数は17万5,100となっており、利用ユーザー数は前年比119%となっている。 オンライン機械部品調達プラットフォーム市場は拡大期にある。 製造業におけるサプライチェーン見直しが進み、人を介さないオンラインによる受発注への抵抗感が薄れ利用ユーザーが拡大傾向にある。また、DXへの対応といった観点から調達関連業務の改革といった視点でも導入が進んでいる。労働人口の減少と若年層の減少は日本における社会課題であり、IT導入によって属人性の排除や業務プロセスの可視化・自動化を図る企業が増加している。 今後は環境が変化する前提でサプライチェーンを構築する必要があることから、調達関連業務のリスク管理、コスト低減、リードタイムの短縮、業務効率化といった調達DXを目指すユーザーが拡大していくことが見込まれている。また、材料専門の中堅商社がオンライン機械部品調達プラットフォームの提供を開始する動きも出てきており、市場はさらに伸長していくと予測している。

オンライン機械部品調達サービス メーカー動向

2023年、利用ユーザー数ベースの市場シェアでは、meviy(ミスミ)が60.3%でトップシェアとなっている。 meviy(ミスミ)は、従来から利用されてきた製造業ユーザーに加え、教育機関やスタートアップ企業といった新しい分野でユーザーの獲得に成功し、ユーザー数を拡大している。 また、欧州、米国、中国、韓国におけるサービス提供を開始してグローバル展開を加速しており、海外においても利用ユーザーを拡大させている。 CADDi MANUFACTURING(キャディ)は半導体製造装置業界やタイに進出している日系企業などターゲットを絞った展開を行っており、堅調にユーザーを増やしている。 Mitsuri(カタラクシー)は2023年9月にサービスの大幅リニューアルを行っている。機能を分け、今後は新規取引先開拓機能に注力してサービス強化を行っていく方針を打ち出している。 kabuku Connect(カブク)は、製造コンサルティングサービスに強みがある。技術的に直接サービスを利用することが難しいユーザーからの相談を受けることが差別化につながり、ユーザーを獲得している。

主な調査対象メーカー・サービス

  • (株)ミスミ:meviy
  • キャディ(株) :CADDi MANUFACTURING
  • (株)Catallaxy:Mitsuri
  • (株)カブク :Kabuku Connect など


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第2グループ 浅沼 邦明(asanuma@t-s-r.co.jp)
Tel: 03-3851-5651

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